お久しぶりですネ。麹屋です。
 ここ数か月いくつかインターネット大会が開催されてましたが、燃えよドラゴンは味方のゲンシグラードンに威張る戦術をとったらミストフィールドが混乱を防がず4戦でお開き、ジャパンカップはニャオニガルーラ組んでみたらファイアローにハッサムナイトを持たせるという謎のミスで10戦でお開きとなったため記事化はしてませんでした。威張るはクソです()

 さて今回はリトルマッチです。進化前限定Lv5統一シングルという非常に奇抜なルールの大会ですネ。
 早速構築の紹介から。
 無題

magnemite
コイル ひかえめ H76C156S236
 今回の構築の要。今回の大会は「きのみジュース」というチート級の回復アイテムが特性のがんじょうと非常に大きなシナジーを生み出すため、頑丈ジュース枠を誰にするかで立ち回りや勝率に大きく響いてくると思っています。その中でコイルを選んだのは「リサイクル」の存在。特性頑丈でリサイクルができるのはコイル系統だけであり、有名なLv1コイルのような戦法をこの大会でも使えると踏んで採用に踏み切りました。最速にしたのはジュースを発動させやすくするのと麻痺で抜ける範囲を広くするため。Hは偶数調整です。
 実際にリサイクルループをする局面はそれほどありませんでしたが、頑丈により相手に確実に麻痺を撒いていくことができるのは非常に強力で、火力も低くなく耐性も優秀と申し分ない活躍をしてくれました。流石人気投票2位の実力でしたね(?)

 sneasel
ニューラ ようき AS236
 進化前でありながらS115とリトルマッチ最速を誇るポケモン。Aも95と申し分なく、さらに道具が重要なファクターとなるリトルマッチにおいて一致はたきおとすを撃てるという点で十分な脅威となります。リトルマッチにおいて氷と悪を受けられるポケモンは非常に少なく、更に格闘サブ、先制、ねこだまし、カウンターなども使えるため非常に厄介な相手といえますね。
 事前の考察、開幕後のTwitterの反応でも非常に注目されていたためこいつの運用がほぼ良し悪しを左右するといっても過言ではないと考えていました。そのため襷、精神力、ローキックとニューラ同士の対面を確実に処理できるような型を採用。結果的にこれは吉と出て、ステロがホイホイ飛んでくるような環境ながらも様々な場面で活躍するエースとなってくれました。
 アチャモから加速剣舞バトンされたズガイドスをローキックで処理した時は思わず┗(^ω^ )┛←こうなりましたね。

admi20
ポニータ わんぱく A76B156S236
 
今回の戦力外通告枠。種族値的にニューラ、ストライクが増えそうなこと、太鼓or瞑想ペロッパフというダークホースが存在することから炎枠が必要かなと思い、種族値が高かったこととなぜか輝石ポニータを育成していたことから採用に至りました。実際は頑丈岩タイプがほとんどのPTに採用されていること、ニューラ、ストライクを後出しで受け切るだけの耐久がなかったことから選出はほとんどせず、出しても特に活躍せず、といったところでした。
 ニトロでS上げてミクルで命中上げて催眠術とかいう頭の悪い戦法は結局使われず。あと相手の水タイプがほとんどチョンチーかプロトーガだったのも向かい風だったと思います。まだつのドリルワンチャンを狙った方が面白かったかも。

 tirtouga
プロトーガ いじっぱり HAぶっぱ
 
頑丈&からをやぶるor弱点保険による積み&先制アクアジェットが強力なシナジーを産む亀。ジュースがコイルに渡っているので弱保を持たせました。はたきおとすやじしんを入れてもよかったが弱保発動すればゴリ押せるだろうと考えてサブウエポンは採用せず、どこかで役に立つだろうとステロを入れてみました。
 環境上位のニューラストライクに有利な耐性と先制が非常に使いやすく強かったが、保険発動率自体はそこまで高くなかったので破るイバン型とかの方が良かったかなーとも。保険発動時の制圧力は流石のものでしたね。
 一度相手のジュース殻を破るプロトーガに3タテされた。あれは恐ろしい。

gligar-f
グライガー ようき AS236
 自分がコイルを採用してる手前コイル対策を怠ってはいけないので地面枠が欲しいなあと考え採用。威嚇無効、先制、はたきおとす等の優秀な特徴を持っているうえ、一致威力110を叩きだせるアクロバットが使えるところがポイント。飛行ジュエルが未解禁なのが非常につらいですね。
 持ち物に一番迷ったポケモンで、アクロバットを捨ててスカーフやチョッキを持たせようかとも考えましたがロマンを求めてみました。しかし流石にレッドカードとかラムとかオレンとかの方が遙かに良かったと思います。むしろ最初から持ち物持たせなくてよかったのではないかってくらいジャポのみは微妙アイテムでした。(低レベル戦のため定数ダメージが少ないというのもありますが)
 リトルマッチにおいて先制技はそれはそれは重要で、でんこうせっかでも採用の価値が十分ありました。フェイントはタマゴ技がめんどくさかったので見送りましたがニューラの礫より速く撃てるのはそれはそれで魅力。

scyther
ストライク いじっぱり AS236
 驚異の合計種族値500。更に高いASに特性テクニシャンが加わってそれはそれは恐ろしい相手になります。ニューラと並んで非常に使用率が高く、こいつの運用がほぼ良し悪しを左右するといっても(以下略)
 スカーフの採用は最初考えてなかったのですが、とある考察記事やTwitter上の前評判で実はスカーフ以外微妙なんじゃないかという意見がちらほら見えてたので巻いてみました。強かったですはい。ミラーを確実に制したり加速アチャモや軽業ペロッパフに先制できたり、なによりドヤ顔でパンチしてくる相手のニューラに上からとんぼがえりを撃てるのが非常に使いやすかったです。
 相手のきのみを奪えテクニ補正がかかるという理由でむしくいを採用しましたが、虫の攻撃範囲が狭いこととだいたい蜻蛉でサイクルを回す立ち回りが多かったのでそこまで活きなかったかなと。一方でかわらわりは地味に便利でした。

【総評】
だいたい34戦23勝くらいで1700載ったのでおしまい。当初の予想通り相手も自分もニューラストライク頑丈ジュースステロゲーでした。なんだかんだローキックニューラとスカーフストライクが環境に刺さり気味だったのとコイルが強かったのがここまで勝てた要員かなと。
そういえば陽気スカーフストライクどうすんのって終わってから指摘されましたけどストライクにスカーフ巻く人種が全員ストライクに弱点突けるこのPTにストライク出すかって言ったら出さないと思います。出されてたら壊滅していたかもしれない。

・個人的につらかった相手リスト
 チョンチー…ちくでんでコイルを封じてくるうえコイルニューラ除く4体に弱点を突いてくるので処理がめんどくさかった。ニューラではたけばいいと10戦目くらいで気付く。
 ズガイドス…一応攻撃種族値トップだったので警戒はしてたけど初手でコイルと対面した時にかたやぶりが頑丈を無視することに気付く。そして地震読みでストライク後投げしたら強気の諸刃で吹っ飛ぶ。
 テッシード…普通に属性が優秀なのと物理偏重の環境でてつのトゲは強いと思った。あとタネガンで頑丈岩タイプ絶対殺すマンできるのは普通に優秀。
 モンジャラ…普通のモンジャラはなんともなかったけど日照りロコンと組ませた葉緑素モンジャラは強かった。何よりスカーフストライクで抜けない。
 チョロネコ…ねこのて胞子+いばる+イカサマ。対策してなかったのでボコボコにされた。2戦しか当たらなかったのが幸い。


 久し振りにガッツリポケモンできて楽しかったですネ。ではまたどこかで。