tyoujuu
                                            (https://gigamaker.jimdo.com/ より作製)



お久しぶりの更新です。

久しぶりに面白そうな変則ルール大会があったので参加してきました。→プリティプリマ

【使用構築】
puripuri


【個別解説】
togedemaru
トゲデマル  ようき AS252
 鳥獣戯画の獣その1。1m以下という制限ルールだが、電気ネズミ軍団は軒並み参加可能なので今回はトゲデマルをチョイス。
 ......という軽いノリではなく、猫騙しが使えてそこそこ速い電気打点として採用。
 頑丈は型破りドリュウズがトップメタになると踏んだので無意味と判断し、マリルリやカラスを守る避雷針を採用。耐久が悲しいので襷。
 技は、採用理由の猫騙しとメイン打点のびりびりちくちくは確定、まもるも欲しかったのでニードルガードまでがすんなり決定。S操作のほっぺか補助のアンコールか、それともドリュウズカミツルギあたりにワンチャン打点となる起死回生か、というところだったが、結果的にどれを採用しても一長一短な印象だった。
 
azumarill
マリルリ ひかえめ H252B68残りC 
 鳥獣戯画の獣その2、草を食うウサギ。このルールではカミツルギやモロバレル、コータスと組む葉緑素マラカッチ/キレイハナ等が増え、他のメインアタッカーとしてはドリュウズやシャンデラが主流になると予想されたので草食マリルリは対策として優秀だと思ったので採用した。
 ちからもちでないため物理火力に期待できないこと、カミツルギやコータスには特殊技で攻めた方がいいこと、鬼火を誘えそうなことなどを考慮した結果特殊型となった。それでも火力は低いので熱湯の火傷を狙ったり後述のヤミカラスで雨を降らせたりして誤魔化す。相手が残り2匹になった時のために滅びの歌も採用したが、非常に強力だった。
 配分は陽気ドリュウズのZ地震確定耐え。最初は滅びパを構築していたためHBに全振りしていたが、滅びパを辞めたので火力を伸ばした。

murkrow
ヤミカラス しんちょう H252B132D124
 鳥獣戯画の鳥且つ戯画の戯要素(悪戯心)。この構築の要。
 輝石を持てる悪戯心ポケモンで、非常に多彩な技を覚えることができる。今回注目したのは相手の行動順を一番最後にする「さきおくり」で、悪戯心と合わせることでほとんどのS関係を逆転させることができる。おいかぜ、トリル、S上昇、葉緑素、砂かきetc... だいたいこいつ1体で対策できる。7世代からの仕様変更で悪戯心挑発を考慮する必要がないのも良い。
 残りはコータス対策とマリルリの火力補佐に雨乞い、挑発された時の行動兼カミツルギやドリュウズ、アグノムに対する打点としてイカサマ、積み対策の黒い霧。黒い霧はあまり使わなかったので挑発か威張るの方が良かったかもしれない。
 非常に優秀で使いやすかったが、 輝石持ちとはいえ素の耐久が低いのであまり場持ちしなかった。一応臆病FCロトムの10万耐え程度は振っているが、ミミッキュの素じゃれつくあたりで致命傷になるのが厳しかった。

excadrill
ドリュウズ ようき AS252
 鳥獣戯画の獣その3。通称プリプリのガブリアス。
 高火力広範囲で制圧力が高く、特性でミミッキュやロトム、頑丈連中を気にせず葬れるのが非常に強力。こいつをいかにうまく使うかがこのルールのポイントと言っても過言ではないのではないか。
 先述のヤミカラスと並べ、先送りで強引に行動順を変えて上から地震で制圧するのが理想形。突破力を高める&隣を巻き込みたくない時のためにジメンZ持ち。
 非常に強かったが、行動保証がないのが少々辛かった。

amoonguss
モロバレル のんき H252B124D132 (個体値H31B31C30D29S0:めざ炎)
 闇の炎に目覚めたキノコ。こいつの形って「画」って漢字に似てるよねってことで鳥獣戯画の画要素。
 トリトドン、カミツルギ、草食マリルリあたりを意識した結果3ウエポンになったが、挑発を無駄撃ちさせたりできたので結果的に良かったと思う。
 元々構築にかがくのちからベトベトンを採用しており、胞子ベトベトン作ったら強くないか?と思ったので胞子で採用した。まあ再生力の方が強いと思うけどキノコの胞子切ったので発動すると心強かった。

muk-alola
ベトベトン いじっぱり HA252
 鳥獣戯画の……なんだ?墨?
 普通のベトベトン。元々はかがくのちからだったけどPTを色々弄るうちに引き継いでもあんまり強い特性がなくなっていったので木の実を食う方になった。
 環境には割と刺さっていたと思う。影討ちが便利だった。

【選出・立ち回り】
基本的にはヤミカラス+ドリュウズで先送りにより初手からドリュウズを動かしていく。
コータス入りには雨+Z地震で守る+トリルされても噴火の威力を大きく削ぐことができる。
ヤミカラスが相性的にきつそうならトゲデマルで猫+Z地震など。
雑に2体倒したらマリルリが滅びの歌を歌って勝ち!



【戦績】28勝14敗(最終レート1650程度) 最高レート1749
 
【感想】
 2日目に15連勝して1700を超え、これは上位狙えるのではと思ったが3日目で失速。
 基本的にPTパワーをドリュウズに依存しているため、陽気ドリュウズミラーの同速負けや、襷/スカーフを持ったドリュウズorシャンデラを出されると厳しかった。また、ドリュウズより速いポケモンが2体並ぶとヤミカラスを出しても制圧しきれないという点が盲点だった。
 加えて3日目からポリゴンZをよく見たが、格闘打点が非常に少ないため対処が難しかった。
 先述のヤミカラスがあまり堅くないという問題もあり、トリル後にカラスを処理してコータスを出すといった動きをされても厳しかった。
 一方で先送りがうまく決まった試合は非常に有利に進めることができ、メイン戦術としては悪くなかったと思う。
 ギミックやS操作に対してはカラス、スタン系構築に対しては別の強い並びと、うまく切り替えられる構築を組めれば良かったと思う。

 それはそうと先送り、草食特殊マリルリ、めざ炎モロバレルと初見殺しをふんだんに盛り込んだPTは読まれにくくて楽しかった。
 変則ルールならではの、楽しい試合ができたと思います。

ではでは。