2023年10月~11月に行われた2つのトリプルバトル大会
秋のドラフトトリプル ⇐これと
実質上位禁止大会 ⇐これに関する記事です。
●ドラフト
今回のドラフトトリプルは、3DSインターネットサービスの終了が告知されたことで最終回となる可能性があったためか参加者がかなり増え、最大人数20名での開催になりました。
これだけ人が増えると1巡で20匹のポケモンが使えなくなるため、事前のドラフト戦略をしっかり考えないとまとまりのないPTに仕上がってしまうことが考えられました。
そこで、
結果、1巡目霊獣ランド指名で抽選負けするもののなぜかニンフィアが余ってたので欲求に負けて指名&獲得、2,3巡目で目論見通りサンダー+ガブリアスを獲得。
同ブロックにリザードン・バクーダ・ドリュウズ・アマルルガと見えていたのでそのあたりに不利を取らないメガ枠としてメガフシギバナをチョイスし、余ってた強い威嚇枠のウインディともう1枠浮いてる枠で精神力やファスガも優秀なクロバットでPTが完成
↑ブロック内指名状況
使用構築
ニンフィア ひかえめC特化、SをトリプルWikiの追い風運用ニンフィア+1
地震を撃つ都合上守れる瞑想ニンフィアの方が良い気がするけど、個人的に眼鏡ニンフィアしかうまく扱えないのでメガネ。
サンダー おだやかHD
少し前に中古ロムでひかえめサンダーを厳選したのでこの機会に使いたかったが、CSサンダーを使ってみたら耐久も火力も微妙に足りなくて悲しくなり、結局耐久サンダーに帰結した。
ガブリアス ようきAS
色々試した枠。ねこだましがいないので印投げつけるで実質猫にするというのも試したが、結局サンダーを耐久重視に、ニンフィアを眼鏡にしたことでなるべく単体火力を出せるこの構成になった。
フシギバナ ひかえめHC
リーフストームとクロバットのくろいきりを合わせたら強いんじゃない!?と思ったが、どちらも遺伝技なのに気づいたのは大会2日前だったので間に合わなかった。(既に持ってた育成済み個体はどちらも遺伝無し)
ブロック内にトリルしそうなのが多いのでどこかに吠える吹き飛ばしを仕込みたかったが、結局ここになった。
ウインディ いじっぱりHSベース
試運転時にバークアウトを抜いて回し、やっぱりバクア欲しいなと思ったけどXのROMが見つからなかったので覚えさせられず、そのまま入れていた神速が意外と活躍した。
クロバット ようきHS
S130ファスガで実質高速猫枠。ただおいかぜをクロバット1枠に任せるのはちょっと厳しすぎたかも。
戦績
2勝2敗 ブロック3位
〇 vsケツワープさん
初手のトリル始動をフシギバナのほえるで止め、Lv2プリンを早期処理しつつガブの地震でメガバクーダを削る展開に。しかしニャオニクスにもしっかりトリルが仕込まれていてトリルからの中央アマルルガ降臨。守ると交代で凌ぎつつ、バクーダはウインディの神速で仕留められたため、トリル切れた後のガブの地震を通して勝ち。
● vsマダツボミ.comさん
初手エルレイドドリュウズカバルドンの並びから、まさかのドリュウズ引きからメガエルレイドがトリル。おいかぜを押してしまったので終始厳しい立ち回りになってしまい、おいかぜ切れトリル最終ターンに眼鏡ハイボで残数3vs3に持ち込めたがその後砂ドリュウズ再展開であえなく敗北。
〇 vsレジィさん
謎のスカーフすりかえミミロップによりサンダーがスカーフを持ってしまうが、ドータクンに挑発が通せたり、一番の懸念だったウツボットが早期に処理できたためしっかり殴り合いを制して勝利。
● vsナスさん
鈍感ヤドキングのトリル警戒でフシギバナを中央出ししたが、初手にトリルを貼らず殴ってくるヤドキング&しっかりCSに振ってるバリヤードにバナが落とされ、トリルを通されて敗北。
あとでブログを覗いたら再生力ヤドキングだったらしくて横転した。
という感じで、ドラフト大会はいい感じに構築できたものの戦績があまり伸びずの結果に。
●実質上位禁止大会(実質ガメノデス禁止杯)
こちらはアインズさんが企画した大会。「ガメノデスが使用率上位なので使用禁止という
珍妙な規定が存在する大会」を開きたくてやったとかいう謎のモチベーションからスタートした制限ルールです。
当初参加する気はあまりなかったのですが、当日になって再度話題になっていた時に使用禁止ポケモンを眺めてこう思いました。
「あれ?ドラフトトリプルの構築を流用できるんじゃね?」
↑珍妙な禁止枠のみなさん
というわけで、ドラフトの構築+育成済みの何かの組み合わせで色々できそうなので急遽参加を決めました。
何より「ガメノデスが使用率上位なので使用禁止」とかいう意味不明な大会に出たというのがおもろいので。
というわけで構築を組みましょう。
まずドラフト構築から使用禁止のニンフィア・クロバットを抜きます。
クロバットが抜けたのでねこだまし枠が欲しいと思い探していたら、ズルズキンが使えることに気付いたので、威嚇の被るウインディと入れ替えで採用。
ウインディが抜けたので似たような高耐久枠(できればバクアも撃てる)を探したところスイクンが使えることに気付いたので採用。そしてラティアスが禁止されているのにラティオスは使えると気づいたので、浮いてるし高速高火力で偉いと考えて採用しました。
使用構築
ラティオス おくびょうCS
いつもは眼鏡で運用しているが、どこかに追い風を仕込みたかった都合で珠持ち、追い風採用。冷凍ビームはそこそこ増えそうなメガチルタリスのメタに。
サンダー おだやかHD
†ひかりのこな†
個人的にサンダーが一番くらう技はいわなだれなので粉サンダーは合法です。このルールではダクホを気にする必要がないのでより正統性が高い。
ガブリアス ようきAS
特に変えてないので何も言うことはない。
フシギバナ ひかえめHC
見るからにズキンとサザンが多そうな環境→フェアリー枠としてメガチルタリスやマリルリが出てくる→そこに対して強い ということでそのままメガ枠として続投。
ズルズキン いじっぱりHAベース トリプルWikiの調整に近いやつ
本ルールで唯一使える猫威嚇両立枠。火力がデフレする環境で壁が強く、ガルーラバンギドランがいない、ミラーが多発するといった事情を考えるとかわらわり採用の方が良かった。
スイクン おだやかHCベース 準速バンギ抜き個体
実質瞑想ニンフィア枠。バークアウトがとても偉かった。
戦績
3勝1判定負け 総合3位
〇 vsオクラさん(TNコロナ) カバルドン・サンドパン・サンダー・パラセクト・チルタリス・ズルズキン
カバサンドサンダーvsバナズキンラティの初手からスタート。初手にカバを珠流星で大きく削り、砂再展開を許さなかったことでサイクルをやや有利に進め、ガブリアスで〆て勝利。
▲ vs Doveさん ゲンガー・サザンドラ・ハッサム・マリルリ・レパルダス・化身ランドロス
まず初手対面でメガゲンガーにマジカルシャインを撃たれ、サンダーのひかりのこながバレた状態で回線切れ。どちらもネット接続は維持されていたため再現なし再戦をしたが、そこでも同様に回線切れしてしまった。かなりサイクル戦をした後に回線切れになったため主催に引き分けを提案されたが、嘘泣きレパル+メガゲンガーで若干不利なサイクル戦を押し付けられてたしそもそもマジカルシャインメガゲンガーが無理すぎるなと判断。何より引き分けはオポネント不利になることを知っていたのでこちらが敗北宣言をした。
〇 vs siwaさん(TNささみ) シュバルゴ・チルタリス・ウインディ・スイクン・ライチュウ・サザンドラ
3戦目のしわしわさん、なんとトリプルレート期に知り合ったフォロワーで、対戦するのは実に5年ぶりくらいという数奇な巡り合わせでした。
初手スイクンライチュウサザンvsバナスイクンラティからスタート。いきなりスカーフサザンにラティがワンパンされるところからスタートして不利になったが、威嚇・バクア・壁をうまく使いながらサイクルし、最終的にスイクンが瞑想バクアで詰めてなんとか勝利。
〇 vsひろさん(TN Chihiro) エーフィ・バクーダ・シザリガー・ズルズキン・グレイシア・エテボース
初手ズキングレイシアエテボースvsバナサンダーズキンからスタート。いきなり猫吹雪連打でメガバナとズルズキンを失ってしまい、さらにエーフィに珠流星群と地震の集中をオボンで耐えられトリルを許す展開に。しかしその隙に瞑想を詰んだスイクンが圧力をかけたのかバクーダ展開を許さずトリルを枯らし、ガブリアスが暴れて勝利。
2大会を振り返って
バナガブサンダーの並びは意外と隙がなく、汎用性の高い3匹だった。単体の性能はメガガルーラなどと比べると劣るものの、ドラフトや上位禁止などの制限環境では高種族値スタンとして十分なパワーを持っていると感じました。
あと、実質上位禁止大会の構築の考え方にはわりとドラフト大会の思考が流用できたので、優勝者がドラフトを主催し続けてきた秋桜さんだというのも納得できる結果だと思います。
では!
秋のドラフトトリプル ⇐これと
実質上位禁止大会 ⇐これに関する記事です。
●ドラフト
今回のドラフトトリプルは、3DSインターネットサービスの終了が告知されたことで最終回となる可能性があったためか参加者がかなり増え、最大人数20名での開催になりました。
これだけ人が増えると1巡で20匹のポケモンが使えなくなるため、事前のドラフト戦略をしっかり考えないとまとまりのないPTに仕上がってしまうことが考えられました。
そこで、
- 令和トリプル環境ではあまり使用者がおらず、競合しにくいサンダーを2巡目指名で獲得する
- サンダー+浮いてるポケモン+高火力の地震が撃てるポケモンを採用し、わかりやすい攻め筋を作る
という2点を意識して使えそうなポケモンをリストアップし、ドラフトに臨みました。
結果、1巡目霊獣ランド指名で抽選負けするもののなぜかニンフィアが余ってたので欲求に負けて指名&獲得、2,3巡目で目論見通りサンダー+ガブリアスを獲得。
同ブロックにリザードン・バクーダ・ドリュウズ・アマルルガと見えていたのでそのあたりに不利を取らないメガ枠としてメガフシギバナをチョイスし、余ってた強い威嚇枠のウインディともう1枠浮いてる枠で精神力やファスガも優秀なクロバットでPTが完成
↑ブロック内指名状況
使用構築
ニンフィア ひかえめC特化、SをトリプルWikiの追い風運用ニンフィア+1
地震を撃つ都合上守れる瞑想ニンフィアの方が良い気がするけど、個人的に眼鏡ニンフィアしかうまく扱えないのでメガネ。
サンダー おだやかHD
少し前に中古ロムでひかえめサンダーを厳選したのでこの機会に使いたかったが、CSサンダーを使ってみたら耐久も火力も微妙に足りなくて悲しくなり、結局耐久サンダーに帰結した。
ガブリアス ようきAS
色々試した枠。ねこだましがいないので印投げつけるで実質猫にするというのも試したが、結局サンダーを耐久重視に、ニンフィアを眼鏡にしたことでなるべく単体火力を出せるこの構成になった。
フシギバナ ひかえめHC
リーフストームとクロバットのくろいきりを合わせたら強いんじゃない!?と思ったが、どちらも遺伝技なのに気づいたのは大会2日前だったので間に合わなかった。(既に持ってた育成済み個体はどちらも遺伝無し)
ブロック内にトリルしそうなのが多いのでどこかに吠える吹き飛ばしを仕込みたかったが、結局ここになった。
ウインディ いじっぱりHSベース
試運転時にバークアウトを抜いて回し、やっぱりバクア欲しいなと思ったけどXのROMが見つからなかったので覚えさせられず、そのまま入れていた神速が意外と活躍した。
クロバット ようきHS
S130ファスガで実質高速猫枠。ただおいかぜをクロバット1枠に任せるのはちょっと厳しすぎたかも。
戦績
2勝2敗 ブロック3位
〇 vsケツワープさん
初手のトリル始動をフシギバナのほえるで止め、Lv2プリンを早期処理しつつガブの地震でメガバクーダを削る展開に。しかしニャオニクスにもしっかりトリルが仕込まれていてトリルからの中央アマルルガ降臨。守ると交代で凌ぎつつ、バクーダはウインディの神速で仕留められたため、トリル切れた後のガブの地震を通して勝ち。
● vsマダツボミ.comさん
初手エルレイドドリュウズカバルドンの並びから、まさかのドリュウズ引きからメガエルレイドがトリル。おいかぜを押してしまったので終始厳しい立ち回りになってしまい、おいかぜ切れトリル最終ターンに眼鏡ハイボで残数3vs3に持ち込めたがその後砂ドリュウズ再展開であえなく敗北。
〇 vsレジィさん
謎のスカーフすりかえミミロップによりサンダーがスカーフを持ってしまうが、ドータクンに挑発が通せたり、一番の懸念だったウツボットが早期に処理できたためしっかり殴り合いを制して勝利。
● vsナスさん
鈍感ヤドキングのトリル警戒でフシギバナを中央出ししたが、初手にトリルを貼らず殴ってくるヤドキング&しっかりCSに振ってるバリヤードにバナが落とされ、トリルを通されて敗北。
あとでブログを覗いたら再生力ヤドキングだったらしくて横転した。
という感じで、ドラフト大会はいい感じに構築できたものの戦績があまり伸びずの結果に。
●実質上位禁止大会(実質ガメノデス禁止杯)
こちらはアインズさんが企画した大会。「ガメノデスが使用率上位なので使用禁止という
珍妙な規定が存在する大会」を開きたくてやったとかいう謎のモチベーションからスタートした制限ルールです。
当初参加する気はあまりなかったのですが、当日になって再度話題になっていた時に使用禁止ポケモンを眺めてこう思いました。
「あれ?ドラフトトリプルの構築を流用できるんじゃね?」
↑珍妙な禁止枠のみなさん
というわけで、ドラフトの構築+育成済みの何かの組み合わせで色々できそうなので急遽参加を決めました。
何より「ガメノデスが使用率上位なので使用禁止」とかいう意味不明な大会に出たというのがおもろいので。
というわけで構築を組みましょう。
まずドラフト構築から使用禁止のニンフィア・クロバットを抜きます。
クロバットが抜けたのでねこだまし枠が欲しいと思い探していたら、ズルズキンが使えることに気付いたので、威嚇の被るウインディと入れ替えで採用。
ウインディが抜けたので似たような高耐久枠(できればバクアも撃てる)を探したところスイクンが使えることに気付いたので採用。そしてラティアスが禁止されているのにラティオスは使えると気づいたので、浮いてるし高速高火力で偉いと考えて採用しました。
使用構築
ラティオス おくびょうCS
いつもは眼鏡で運用しているが、どこかに追い風を仕込みたかった都合で珠持ち、追い風採用。冷凍ビームはそこそこ増えそうなメガチルタリスのメタに。
サンダー おだやかHD
†ひかりのこな†
個人的にサンダーが一番くらう技はいわなだれなので粉サンダーは合法です。このルールではダクホを気にする必要がないのでより正統性が高い。
ガブリアス ようきAS
特に変えてないので何も言うことはない。
フシギバナ ひかえめHC
見るからにズキンとサザンが多そうな環境→フェアリー枠としてメガチルタリスやマリルリが出てくる→そこに対して強い ということでそのままメガ枠として続投。
ズルズキン いじっぱりHAベース トリプルWikiの調整に近いやつ
本ルールで唯一使える猫威嚇両立枠。火力がデフレする環境で壁が強く、ガルーラバンギドランがいない、ミラーが多発するといった事情を考えるとかわらわり採用の方が良かった。
スイクン おだやかHCベース 準速バンギ抜き個体
実質瞑想ニンフィア枠。バークアウトがとても偉かった。
戦績
3勝1判定負け 総合3位
〇 vsオクラさん(TNコロナ) カバルドン・サンドパン・サンダー・パラセクト・チルタリス・ズルズキン
カバサンドサンダーvsバナズキンラティの初手からスタート。初手にカバを珠流星で大きく削り、砂再展開を許さなかったことでサイクルをやや有利に進め、ガブリアスで〆て勝利。
▲ vs Doveさん ゲンガー・サザンドラ・ハッサム・マリルリ・レパルダス・化身ランドロス
まず初手対面でメガゲンガーにマジカルシャインを撃たれ、サンダーのひかりのこながバレた状態で回線切れ。どちらもネット接続は維持されていたため再現なし再戦をしたが、そこでも同様に回線切れしてしまった。かなりサイクル戦をした後に回線切れになったため主催に引き分けを提案されたが、嘘泣きレパル+メガゲンガーで若干不利なサイクル戦を押し付けられてたしそもそもマジカルシャインメガゲンガーが無理すぎるなと判断。何より引き分けはオポネント不利になることを知っていたのでこちらが敗北宣言をした。
〇 vs siwaさん(TNささみ) シュバルゴ・チルタリス・ウインディ・スイクン・ライチュウ・サザンドラ
3戦目のしわしわさん、なんとトリプルレート期に知り合ったフォロワーで、対戦するのは実に5年ぶりくらいという数奇な巡り合わせでした。
初手スイクンライチュウサザンvsバナスイクンラティからスタート。いきなりスカーフサザンにラティがワンパンされるところからスタートして不利になったが、威嚇・バクア・壁をうまく使いながらサイクルし、最終的にスイクンが瞑想バクアで詰めてなんとか勝利。
〇 vsひろさん(TN Chihiro) エーフィ・バクーダ・シザリガー・ズルズキン・グレイシア・エテボース
初手ズキングレイシアエテボースvsバナサンダーズキンからスタート。いきなり猫吹雪連打でメガバナとズルズキンを失ってしまい、さらにエーフィに珠流星群と地震の集中をオボンで耐えられトリルを許す展開に。しかしその隙に瞑想を詰んだスイクンが圧力をかけたのかバクーダ展開を許さずトリルを枯らし、ガブリアスが暴れて勝利。
2大会を振り返って
バナガブサンダーの並びは意外と隙がなく、汎用性の高い3匹だった。単体の性能はメガガルーラなどと比べると劣るものの、ドラフトや上位禁止などの制限環境では高種族値スタンとして十分なパワーを持っていると感じました。
あと、実質上位禁止大会の構築の考え方にはわりとドラフト大会の思考が流用できたので、優勝者がドラフトを主催し続けてきた秋桜さんだというのも納得できる結果だと思います。
では!